大分前に一度書きましたが、中国には嫦娥という古代の美女が月に行ったという伝説があります。個人レッスンで先生から、その後のストーリーが子供向けだけど面白いと言って紹介されました。今回書きたい部分は月に行ってからの事なのですが、なぜ月に行ったのか分からないと楽しめないので簡単に書きます。
昔太陽が9個空に現れて大地を焼いた頃に、太陽を8個射抜いて地球を救った英雄がいて、嫦娥という美女が彼に嫁ぎました。英雄は地球を救った褒美として神様から不老長寿の薬をもらいました。結論から言うと嫦娥はその薬を飲んで不老長寿を得ただけでなく月に飛んでいってしまうのです、その理由は神話のバージョンで色々違うものの(嫦娥が悪女だというバージョンもある)今回の焦点ではありません。
https://ameblo.jp/languagestudy21c/entry-12761397369.html
さて、月に飛んで行った嫦娥はウサギがいるのに気づきます。[あんた誰?]と言う嫦娥(ちょっと失礼な感じ)に対し先に住んでいたウサギは、[あんたこそ誰よ?]と問い返し喧嘩になってしまいます。[フン!]と言って別れたものの、月は小さいので反対側に歩いて行くとまた会ってしまいます。いつまでも喧嘩していても仕方ないと、仲直りして月の地表の石でゲームをしたりして遊ぶようになります。
しかし嫦娥はある事に気が付きました。月の満ち欠けで月がどんどん小さくなって、しまいには無くなってしまったら自分たちの居場所も無くなってしまう!ウサギに[どうしたら良いの?]と聞くと、飛び跳ねるのが得意なウサギは[地面が無くなる直前に高~くジャンプすれば、降りてくる時にはまた地面ができてるんだよ]と答えます。[君は飛ぶのが得意じゃないんだったら、今から僕が教えてあげるよ]と言って特訓を開始します。
その結果、嫦娥もウサギと同じように高~く飛べるようになり、地球から見ると月が見えない新月をやり過ごすことができるようになり、彼らはずっと月で楽しく過ごしたそうです。
タイトルを日本語にすると「月の上でジャンプ練習」みたいな感じでしょうか。子ども向けとはいえ、とても良くできた可愛いストーリーですよね。想像するとクスッと笑ってしまいそうです。レッスンの時先生が、嫦娥が飲んだこういう不老長寿の薬があるとしたら飲む?と聞いてきた時、「飲みませんね。月に飛んでいってウサギと喧嘩するのはイヤだから」と言ったらウケました。
https://www.youtube.com/watch?v=Ny5ddEamK5o
動画の中では月に飛んでいった嫦娥が1分14秒辺りでウサギに気づき、喧嘩が始まります。中国語が分からなくても楽しめると思います。


