驚くほど親孝行な台湾人

台湾人について
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台湾人は家族関係が濃く、とても親を大切にします。年老いた親の面倒を子どもが見るのは当たり前だという考え方が日本より強く、老健施設は少しずつ増えてきたものの、親をそうした施設に入れるのは恥だという考え方がまだまだ強いです。

なので、日本人の目から見ると、そこまで自分の生活を犠牲にして親の面倒を見るのかと、驚くこともあります。特に子どもが独身だと親の面倒を代わる代わる見ることもできないからか、一人でそれこそ献身的に尽くしている人が日本より多い印象です。

以前50歳代の女性と言語交換していて、日本が大好きなので日本語を勉強しているというので、当然何回か日本に旅行したことがあるのだと思っていました。でも聞いてみると、病気の母親の世話をしていて、何日間かでも台湾を離れられないというのです。そこまで自分を縛り付ける必要があるのかなとも思ってしまいます。

中国語センターの、やはり50最大の独身の女性の先生も、父親が郷里の彰化に住んでいて、その面倒を見るために、ほとんど毎週末台北から車で2時間以上かけて帰っていました。かなりの負担になるはずですが、こうするのは子どもの務めで当たり前という口ぶりでした。

日本の親は、自分の面倒を見るために子どもに苦労をかけるのはむしろ苦痛だと考える親が多く、動けるうちから老健施設に積極的に入る高齢者も多いですが、台湾ではまだ少ない印象です。逆にそうした施設に入ることは、面倒を見てくれる家族がいない事を意味するので、面子が立たないとも考えるようです。

一度中国語センターの授業でこのテーマについて、クラスメートの母国ではどうなっているのか話し合う機会がありました。アメリカ人が話すのを聞いていると日本と大差ない感じで、一人で住んでいて普段は子どもと特に合う機会もない高齢者が多いと言っていました。やはり華人(中国系)特有の習慣のようです。(画像はAIで作りました)