メッチャ高い台湾の不動産 3

台湾の交通
台湾の交通台湾社会
台湾特に台北の住宅価格が高いのは、平地が少なく台北一曲集中という事情もありますが、自分は台湾人の通勤感覚も関係があると思っています。台湾人は遠距離通勤をかなり嫌っていて、30分以上は耐えられないという人が結構多いと感じます。
 自分が今住んでいる場所から師範大学までは地下鉄を一つ乗り継いで約40分くらい。日本人の感覚だと全然どうってことないですが、台湾人特に台北以外に住んでいる人は遠いと感じるようです。さすがに台北ではこのくらいの通勤時間も当たり前になりつつありますが、郊外を避ける傾向があるので、中心部の地価がますます高くなるという訳です。
 政府も地価を直接抑制するのは難しいので、地下鉄を積極的に延伸して、今まではバス便しかなく敬遠されがちだった地域にも住宅を増やそうとしています。台北や新北では通勤感覚も徐々に変わってきているので、周辺地域にも住宅が増えていけば、現在の異常な住宅価格も落ち着いてくるかもしれません。
 ただ、日本の首都圏と比べると、台北でも通勤はかなり楽です。ラッシュ時間帯でも日本のように殺人的に混む事はほぼありません。地下鉄車内の写真も探してアップしましたが、ラッシュ時でもこんなものです。
 なので地下鉄が延伸して通勤に1時間くらいかかったとしても、我慢できるんじゃないかと日本人的には思います。逆に言えば日本の大都市圏の通勤地獄が異常なんでしょう。
 実は今、日本に不動産を買おうという台湾人が増えています。大きな理由の一つは円安です。自分が最初に台湾に来た10年前は1台湾ドル=3.8円くらいでしたが、今は5円近いので、日本の住宅価格が安く見えます。、
東京と比べてみましょう。自分は以前住んでいた葛飾区亀有のマンションを今貸していますが、駅から徒歩15分くらいで家賃は10万5000円です。築年数は同じくらい。今住んでいる新北市のマンションは月2万元で駅なので家賃はほぼ同じ10万円ですが、広さは倍以上違います。台湾の家賃感覚からすると、あの広さで月10万ちょっとで住めるのは魅力的に感じるでしょう。
 投資対象としても魅力的です。上で書いたように、台北だと住宅用不動産の利回りは1%代ですが、日本の住宅価格は、売買価格に対して年間4%弱くらいのリターンが期待できますから、投資対象としても魅力的です。なので、このシリーズの投稿に友達がコメントしてくれたように、台湾人が日本の不動産を買う動きが加速しています。
 日本にいた時はそんなことを考えもしなかったので、東京に住んでいる台湾人友達から、日本でマンション買おうと思ってるんだけど、どんな費用がかかるの?と聞かれて驚いた事があります。
 台湾の住宅価格について色々書いてきましたが、台湾に住むことのマイナス面を言いたいわけではもちろんありません。自分は総合的にみて、日本人のみならず外国人が住む場所として、台湾はとても魅力的だと思っていますが、リアルを知っていただきたくて書いています。
 大きな比率を占める住宅費が高いのは確かにマイナスですが、台湾人の人情味や友達づきあいの楽しさを考えると、自分にとっては太したことではありません。ただし、台湾社会の将来のためには不動産価格が落ち着いて欲しいと強く思います。