10日後の7/26には台湾全土で展開されている国会議員に対するリコール(罷免)を問う投票が行われます。簡単に説明すると、賴清德総統が率いる与党政権に対して、国民党と民衆党の野党連合が国会議員数で上回るのを利して乱暴な議会運営をしていて、国防予算や文化予算など各方面の予算を大幅カットしたり、政府の力を弱める法案を十分な議論なく通したりしています。
これに対して一般民衆がやり過ぎだと立ち上がり、中でも言動が問題だとする野党議員31人に対して、リコールを立ち上げ、ほとんどの案件が条件をクリアして7/26のリコール投票で結果を問うことになったという経緯です。
街を歩いていても、地下鉄の駅で多くのリコール推進ボランティアが活動していて、熱気がある印象です。ところが、最近のリコールへの賛否を問う調査では、調査によって数字がかなり違いますが、リコール賛成が39%、反対が44%など、リコールが成功する確率は必ずしも高くないという結果が出ています。
メディアの報道ですが、これははっきり分かれています。民進党支持色が強い新聞、テレビ曲は連日リコールが熱気を帯びていて、国民党が追い詰められているというスタンスで報道していますが、逆に国民党色が強いメディアはほとんどリコールに触れず、国際関係や社会記事ばかり報道していて、まるでリコール運動など起きていないかのようなスタンスです。
今日の授業では代講で来ている若い男性の先生とその話になりました。先生曰く「自分も含め周りの人間は皆リコール賛成だと言ってるけど、調査の結果はそれとは違う。理由はわからないが、うまく行かないかもしれないと不安になっている」と言います。
台湾人でも分からないのですから自分に分析できるはずもないですが、今回のリコールは台湾の民主政治の今後に対して非常に大きな影響があるのは間違いないので、自分なりにウォッチしていこうと思っています。


