日本人が祀られている廟

台湾文化
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今日はロータリークラブの幹部をされている富田さんにお誘い頂いて、日本人も祀っているというちょっと変わった廟にお参りしてきました。ロータリークラブでは毎月台湾の事情に詳しい台湾人、日本人を講師に招いてお話を頂いています。
 前回、関口さんという台湾在住の日本人が、日本人を祀っている廟が台湾には幾つもある事情を研究されていて、先日ロータリークラブで講演をされました。その関口さんのオススメが、台北を取り巻く新北市にある二十張福徳宮という廟だという事で、ロータリークラブのメンバーに混ぜてもらって行ってきました。
 この廟のメインは土地公という土地神様なのですが、隣に合わせて[聖靈公]という人物が祀られていて、日本統治時代にこの辺りに住んでいた青木さんという軍医の事だそうです。
 青木さんの家族は敗戦と同時に帰国したものの、本人は残っていましたが、翌年暴漢に襲われて亡くなっています。廟の近くの人が、近くの橋の下で青木さんの霊が悲しんでいるのを知って、小さな祠を隣に立てて祀ることにしたそうです。写真では反射してわかりにくいですが、右側の背広を来た人物が青木さんを模していると思われます。
 関口さんも取材に来て日本向けの台湾紹介雑誌に記事を書いたそうで、廟の世話役のようなお爺さんが雑誌を見せてくれました。相当前の事なので真偽は分かりませんが、ずっと伝えられてきてる感じでした。その小さな廟にもたくさん地元の人達が来てお参りしてました。青木さんを尊敬しているからというより、この廟にお参りすると願いが叶うと思っている人が多いそうです。
 自分は今までたくさん台湾の廟に行きましたが、見学だけでちゃんとお参りした事はなかったです。今日は台湾人の林さんがメンバーにいたので、正式な作法を教わってお参りしてきました。何度か書いていますが、台湾の廟はとても地域に密着していますね。葬式の時しか接点がない日本の寺とはかなり違うと思います。